運動療法

体を動かす

軽度の貧乏症には行動療法と食事療法が有効です。ここでは日本貧乏症学会が推奨する運動療法について述べます。

ポケット療法

街で誰かがポケットティッシュを配っていると、貰わないと気が済まない、しかも、わざわざ今来た道を引き返して、もう一つ貰ってしまう人は間違いなく貧乏症といって良いでしょう。この様な方にはポケット療法が著効を示します。ティッシュ配りの短期バイトをやってみましょう。配る側の視点で考えてみるのです。実際にやってみると、受けとらない人が大多数であることが分かります。中には露骨にイヤな顔をする通行人もいます。一日中配っているとティッシュを見るのもうんざりしてきます。そして「喜んで貰うほどの価値はない」という考え方が身に付きます。誰かが無料で配っていても平気で素通りできる、強い心を育てましょう。

登山療法

適度な運動は、心肺機能だけでなく精神的にも良い効果が期待できます。本学会では貧乏性医学研究会からの伝統行事として、毎年春に貧乏山で団体登山会を開催しています。北海道亀田郡七飯町にある貧乏山は高度が低く、老若男女を問わず気軽に登れる山として、多くの貧乏性な人に愛されてきました。この山を登ることにより「貧乏の山は越えた!」という自信がつき、その後の食事療法の効果を高めると報告されています(エビデンスレベル2)。

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